運転免許証とマイナンバーカードの一体化（2025年3月24申請分~）

2025.02.26
証明写真

当店で撮影の多い運転免許証用の証明写真。今回は運転免許証とマイナンバーカードが一体化されるのでその概要についてご案内します。

1. マイナ免許について
2. 更新時に顔写真は必要？
- 2.1. 写真が必要なケースと不要なケース
3. 当店について

マイナ免許について

運転免許証とマイナンバーカードが一体化（2025年3月24申請分~）

マイナンバー免許証の発行タイミングは次の通りです

新たに免許を取得する場合
免許を更新する場合
有効な運転免許証を保有している方で希望者（更新前でも希望者はマイナー免許証に切り替え可能）

運転免許センターや警察署（横浜水上警察署を除く）において、免許情報をマイナンバーカードのICチップへ記録することができます。免許情報を記録したマイナンバーカードは、「マイナ免許証」として利用することができます。
※　マイナ免許証発行には有効なマイナンバーカードが必要。（有効期間が過ぎているものやICチップが壊れているマイナンバーカードには免許情報を記録することはできません。）
※ 運転免許センターや警察署で免許情報の記録手続を行わないと、マイナンバーカードをマイナ免許証として利用することはできません。ICチップ内に免許専用の記録領域を作成してから免許情報を記録します。

マイナ免許証は嫌、という方も心配不要です

免許証の保有形態は次の３通りです。今まで通りの免許証も発行可能です。

運転免許証のみを持つ
マイナ免許証のみを持つ
運転免許証とマイナ免許証を両方持つ

※免許の持ち方は、免許更新期間に関係なくいつでも変更することができます。（手数料が必要となります。）

マイナ免許証のメリット

色々抵抗がある方が多いマイナンバーカードですが個人的には段々と便利になっていくな、という印象があります。今回のマイナ免許証を持つメリットは次の通りです。

住所変更が楽に

市区町村の窓口でマイナンバーカードの氏名、生年月日及び住所を変更すると、免許センター等での免許証の記載事項変更届出は不要

オンライン更新講習が受講可能

既にマイナ免許証を保有している場合、更新時の優良・一般講習を個人のスマートフォンやパソコン等で動画を視聴することにより、オンラインで受講可能。
→これ、地味にいいですね！　優良運転者であれば現地で30分？の更新講習（ビデオ視聴）を受講する必要がありますがそれを自宅でオンラインで視聴可となればとても楽ですね

更新手数料がお得に

マイナ免許証にすると更新手数料がお得になります。以下は一例です。パターンが複雑ですので詳細は以下神奈川県警のサイトでご確認下さい。

更新例）
〇マイナ免許証を希望する場合の手数料
・対面講習：2,600円（更新手数料 2,100円、講習手数料 500円）
・オンライン講習：2,300円（更新手数料 2,100円、講習手数料 200円）

〇マイナ免許証を希望せず、従来の運転免許証を希望する場合の手数料
・対面講習：3,350円（更新手数料 2,850円、講習手数料 500円）
・オンライン講習：3,050円（更新手数料 2,850円、講習手数料 200円）

マイナ保険証でオンライン講習を希望すれば2,300円。お得ですね。オンライン講習受講条件は神奈川県警のサイトで詳細をご確認下さい。更新手数料詳細についても神奈川県警のサイトで詳細ご確認下さい。
※当店は神奈川県の店舗のため、神奈川県警のサイトをご紹介しております

住所地以外の都道府県での迅速な更新が可能

既にマイナ免許証を保有している場合は、住所地以外の都道府県（経由地）でのマイナ免許の書換えが可能となり、経由地において更新手続が即日完了します。これもなかなか魅力的ではないでしょうか？

マイナ免許はデメリットもある

デメリットは何といっても見た目で免許情報が入っているかわからない、という点です。現状でわかっているのはカーリース、レンタカー等車を借りる場合の免許証提示。当面は従来通りの免許証提示を、と案内が出ています。これも普及に合わせて変わっていくものと思いますがカーリース・レンタカーを使用される方は注意が必要です。
2025/3/6時点で確認できるのは借りる側が「マイナ免許証読み取りアプリ」を使用して情報を提示すればＯＫ、という会社と従来の免許で、という会社に分かれているようです。

マイナ免許でも「マイナ免許証読み取りアプリ」使用でＯＫ：トヨタレンタカー

従来の免許証提示が必要：タイムズ・オリックスレンタカー

またマイナ免許にしてマイナカードを紛失した場合、再発行までに１ヵ月以上の時間を要するようです。この間免許証が無いと運転できない、という心配があるようで今のことろはマイナ免許と従来の免許証を両方発行しておくのがベター、という意見も見られます。

更新時に顔写真は必要？

当店は写真スタジオなのでここが一番関心があるところです。結論は即日発行できな警察署での更新は従来通りの顔写真が１枚必要です。

写真が必要なケースと不要なケース

写真が必要なケースは上でもご案内しましたが即日発行出来ない警察署での更新。マイナ免許を希望しない場合も従来通りと思われます。

写真が不要なケースは運転免許センターや即日発行可能な警察署での更新。但し以下条件により写真が必要となります。

運転免許センターで手続をされる方は、原則として写真が不要です。ただし、次の条件に該当する方は、申請用写真をご用意ください。

再交付等と同時に更新手続をする方 1枚（手続きの詳細は下記「再交付等と同時の更新手続」をご覧ください。）
運転免許証用の写真は、申請用写真とは別に当日係員が撮影します。

停止処分中の更新手続をする方 1枚
運転免許証用の写真は、申請用写真とは別に当日係員が撮影します。

持参した写真による運転免許証の作成をご希望の方 1枚
持参写真による運転免許証の作成は、運転免許センターで手続をする場合、月曜日から金曜日（土曜日、日曜日、祝日、休日、年末年始の休日を除く。）のみ受付可能です。
また、作成処理に時間を要するため、新しい運転免許証は、後日指定された日以降の月曜日〜金曜日に運転免許センター（免許作成係）で交付となります。

※ 再交付と同時の更新手続をする方で、持参した写真による運転免許証の作成をご希望の方は、合わせて写真を2枚ご用意ください。

参考：神奈川県警、免許センターでの更新の場合